米国乳がん財団からの提案を受けて、1998年に全国のがん体験者、および患者団体で実行委員会が結成され、2年にわたる入念な準備、1年間のトレーニングを経て、日米で約460名の人数での富士登山が2000年8月に行われました。
富士山登頂という達成感は多くのがん体験者に勇気と希望をあたえました。この2000年のがん克服日米合同富士登山を通しての出会い、感動、結びつき、そして有志により計画された2001年の再挑戦・・・富士山に一緒に登りたい、この時参加した有志の熱い思いがクラブ発足の大きな原動力になりました。
また、2000年の富士登山前後に乳がん体験者におこなわれたQuality Of Life(QOL:生活の質)の調査結果から、登山後にQOLの内容のうち、身体症状、精神状態、心配事の指標で有意な改善がみられることがわかりました。
以上をふまえて新たなクラブをつくり登山を続けることを決心した有志により、FRCCが設立されました。
現在構成メンバーは、がん体験者(患者および元患者)、医療サポーター、山行サポーターで、約80名が登録しています。