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FRCC フロント・ランナーズ・クライミング・クラブ

FRCCの活動

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山行記録

第275回 入笠山 (にゅうかさやま)(長野県) 標高: 1955m
日時: 2025年2月9日(日) 天候: 晴れ
参加者: 30名 (内訳は重複あり)
内訳 体験者 15名
山行サポーター 17名
医療サポーター 8名
学生サポーター 0名
お試し参加者 0名
報告者: 吉村 泉

入笠山行きシャトルバスの10時発に間に合うよう、中央本線富士見駅で集合する。すでに電車の中でオーバーパンツやスパッツを身に、スノーバスケットをストックに付け、準備は済ませてある。

ゴンドラの山麓駅はボードなどを楽しみにきた人々であふれ、家族連れも多い。にぎやかな割にはゆったりした雰囲気なのが、印象的である。

山頂駅で一休みし、人気の少ない場所まで歩く。そこでアイゼンを装着するが、家で試した時にはさっとできたのにうまくいかず、手を貸してもらう。

入笠湿原に入ると、あたりはほとんど真っ白。夏場には緑豊かな「あの」場所と、「この」場所が同じとは思えない。ソリで遊ぶ姿も楽しげである。雪を踏む音や感触が、とても心地よい。

風の通り道では指先や頬がかじかんだが、一瞬のことだ。そのうち全身ポッポとしてきて、首元をゆるめる。滑らないようにと全身を使って歩くから、運動量が大きいのだろう、こんなに気温が低いのに。

細い雪道を丁寧に登り、少し急なところにさしかかる。あたりが白くてわからなかったが、山頂近くまでもう来ていたのだ。

山頂では360度の眺めが、青い空と白い雲の下にある。目に飛び込むのは、八ヶ岳、アルプス、諏訪湖など。そして夏には見られなかった富士山も!

班ごとに下山を始め、途中で昼ごはん、そして山頂駅を経由し富士見駅に無事戻る。今回は集合写真が撮れなかったが、仲間との心に残る山行であることは、いつもと変わらない。