集合場所の山梨市駅から登山口まで予約のタクシーに4人ずつ分乗して行く。窓から見えるピンクのモモや満開の白いサクランボ、スモモの花が脳内で実のおいしさを感じ心地いい。登山口で6班に分かれ、班ごとに体操をしてから10時出発。
昨年の4月も同じ兜山だけど後半のルートが少し違うとリーダーからの説明。新岩場コース入り口からいきなりの急登。数日前は寒かったのに前日から急に気温が高くなり、途中で衣類調整や水分補給をしながら鎖場の前まで登り続ける。本日一番の難所を前に休憩を取り、呼吸を整える。
いざ、鎖場へ!かなりの高さがある。ごつごつした岩場で、鎖を使うよりも四つん這いになって手で岩をつかむ方が崖も見ずに安心できるので、私は足元だけ見てあまり鎖を使わず登り切った。12時、兜山山頂到着。かなり汗ばんでいる。班ごとに写真を撮り、しばらく下って展望台で笛吹市を見下ろしながらお弁当。富士山を見ながら、と言いたいけれどよぉ~く見ないと空と同化してわかりづらかった。
富士山をバックに集合写真、そして下山開始。岩が多いところを急降下していく。すると両足の腿とふくらはぎがつってしまう。リーダーと班の方にお世話になったおかげで何とか歩けるようになり、ゆっくり最後に登山口駐車場にたどり着いた。こんな時に山行サポーターと医療サポーターのいるFRCCは心強い。個人的には暑さに体も心もまだ慣れず準備不足を痛感した。これからさらに暑くなるので、暑さ対策をきちんとしようと思った。