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FRCC フロント・ランナーズ・クライミング・クラブ

FRCCの活動

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山行記録

第262回 三浦アルプス二子山(みうらあるぷすふたごやま)(神奈川県) 標高: 208m
日時: 2024年2月18日(日) 天候: 晴れ
参加者: 参加者:35名 (内訳は重複あり)
内訳 体験者23名、
山行サポーター 12名
医療サポーター 5名
学生サポーター 0名
お試し参加者 0名
報告者: 佐藤 泰子

真っ青な青空を期待していたけれど、雲の多い朝。JR総武快速線は大船を過ぎるとだんだんと鎌倉らしい落ち着きのある車窓になっていく。終点の逗子で降りローカル線に乗り換えると、早速FRCCメンバーに会えて今日の山行が無事に始まる気持ちになった。一駅隣の東逗子へ。

小さな駅前の広場はFRCCメンバーのカラフルな色に埋められて、リーダーがリズミカルにグループわけをしていく。今日は新会員の方も交えて6班もいて賑やかだ。準備運動をしっかりしてゆったりと坂道を歩いていった。住宅地を左に曲がるとすぐハイキングコースの入口だ。水仙の黄色と、まだぽつぽつ残る椿の赤が可愛らしい。

コースは杉の木立の中にあり、足元はまだ枯れ葉がふわりと柔らかく、アップダウンが少ないので歩きやすかった。花の季節にはまだ早いのか、目に留まるのはアオキ、杉、笹、とても立派なシダ。頂上近くになると桜の木が増えてちょっと嬉しくなり、花咲く頃はきっと素敵だろうと想像する。そのまま歩を進めて電波塔が目の前に現れると、頂上はすぐだった。

展望台につくと、先にランチを広げていたチーム目掛けてトンビが降りてきてびっくり。いなくなったのを見計らってお弁当を取られないように広げた。今回は初めてお話する方もいて話が弾んだせいか、多めに持ってきたおにぎりを2つとも食べてしまった。食事の後は集合写真を撮り、それぞれ展望台に上っていく。北にみなとみらい、東に鋸山まで見えたけど、楽しみにしていた南の富士山は、残念ながら雲の中。

来た道を分岐まで戻り、田浦方面へ進むと、小さな馬頭観音さんに出会った。1820年からこの場所を見守っているとは、どれほど多くの馬や人が往来していたのだろう。京急田浦への道のりは、谷合の造成地の淵をぐるっと回り、その向こうには海、船が見える。昔もあの海から物資を運んだのだろうと思うと興味深い。山を下るとそこには新興住宅地が広がり、楽しくこの日の山行も終わった。

沼間から 田浦へ抜ける 便利道