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FRCC フロント・ランナーズ・クライミング・クラブ

FRCCの活動

FRCCでは、登山を通じて女性がん体験者のQOL(Quality of Life)向上を目指しています。

山行記録

第 261回 鋸山(のこぎりやま)(千葉県) 標高: 329m
日時: 2024年1月14日(日) 天候: 晴れ
参加者: 参加者: 31名(内訳は重複あり)

内訳 体験者 17名、
   山行サポーター 10名
   医療サポーター  5名
   学生サポーター  0名
   お試し参加者   2名
報告者: 黒田恵子

浜金谷駅集合後、海岸まで3分ほど歩き快晴の下、富士山の雄姿をバックに集合写真撮影をする。5班に別れ、いざ鋸山だ!朝の寒気とは打って変わり汗ばむほどに暖かく、程なく「車力道」に到着。頂上から荷車で石を下ろした道は、荷車の轍が今でも残っている、石の運搬は女性の仕事で、石を下ろし空になった荷車をかついであがり、また切り出した石を下ろす作業を何と日に3回も往復したそう。

石切跡地では、まるでインディージョーンズの映画に出てくる様な、壮大な石の壁が目に迫る。どうやって石を切り出したのだろうか、昔の人は何と賢く、忍耐強く、強靭な体力であったのだろう!

壮大な石切跡を仰ぎながら、昼食場所の岩舞台展望台に到着。北向きの為日向がなく、食べているうちに寒さがじわじわと伝わってくる、暖かいお弁当のたつ湯気が羨ましい。集合写真撮影を済ませ、展望台まで登ると富士山の素晴らしい眺め。今日は海岸からも、登山途中からも、東京湾ごしに富士山が何回も顔を見せてくれる。

岩舞台展望台を後に、関東触れ合い道を下山、下りは一歩一歩注意しながら慎重に歩く。歩き出すと次第に悴んだ足先や手指が、徐々に暖かくなってくる。アジサイ広場でトイレ休憩、最後の展望台・観月台から富士山をのぞむ、富士山はいつでもどこからでも、その雄姿をみると心が踊り、見惚れてしまうのは自分だけだろうか。

長い石段を下りる、とても長いと思ったが石段は約370段だそう、下山ルートに石段でよかった!レトロな雰囲気のある浜金谷駅に全員無事到着、皆笑顔で解散する。お天気にも恵まれ、富士山の姿も素晴らしく、新春にふさわしい鋸山山行であった。