雨の新宿西口センタービル前を貸し切りバスで予定通り7時に出発、道の駅なるさわに10時前に到着、現地で合流するメンバー3人もすでに到着している。車中で雨支度を整えバスで登山口まで移動。道路沿いの登山口から一歩踏み入れるとそこは青木ヶ原樹海、登山道から10mも外れてしまうと、方向がわからなくなってしまうそうだ。
檜林を抜けるとぶな林の広々とした空間に出る、ここは「やまなし森の100選大室山のぶな林」。ぶな林から登りが続くが、足下は落ち葉が堆積しふかふかする感触が足に優しく、しんとした空気と雨の音に心身共に癒される。雨に洗われた木々の葉や倒木や岩に自生した苔の緑がみずみずしく目にも優しく、思わす深呼吸をする。
予報が外れ雨の弱まる気配もない為、山頂まで40〜50分という所で下山になる。下山途中に大きなぶなの切り株を囲んで全員集合写真を撮影、切り株は「マザーツリー」と呼ばれた大木だったそうだが、近年害虫被害により立ち枯れ伐採されたそう。「マザーツリー」を後に、「天然記念物富士風穴」を見学、中に入るには許可が必要だが、大きな口に吸い込まれそうでとても入る勇気は無い。
登山口に戻りバスの迎えを待ち、道の駅なるさわに移動し解散に、此処で昼食をとる。雨がようやく上がり野外のベンチで持参したお弁当と道の駅で買った山梨特産品の名物も美味しくいただき大満足。お昼を終え、帰りは少し渋滞したものの、4時には新宿西口に到着、皆無事に帰路に着く。生憎のお天気だったが、ぶな林の中ふかふかの道を歩く感触と鮮やかな緑が目にも優しく、心身共に癒された山行だった。紅葉や新緑の頃またふかふかの道を歩きに行きたいと思う。