今回の山行は2000年がん克服日米合同富士登山の20周年記念として米国から3名が参加。
2019年の宿泊山行を最後に4年ぶりの心待ちにしていた宿泊夏山山行。
8月25日(金)
早朝新宿に大きなリュックを背負い集合する。天気も上々参加者の顔も晴れやかだ。バスに乗り込み、高速の車窓から見える富士山を眺め海老名SAで休憩後、富士宮口新5合目(2400m)に到着。
ここで、高度順応のため休憩昼食(約2時間程度)日陰がないと暑い。ストレッチをして5班に分かれ新7合目(2790m)山小屋へ出発する。
じゃりじゃりと滑る登山道をゆっくり上る。リュックは重いがこんな晴天の日に山行できることが嬉しい。途中6合目で休憩し新7合目山小屋に到着。到着した班から順次3人部屋に入る。狭いが皆同じ。17時からカルビ弁当を食べそれぞれ部屋で語り夜景、星を眺め20時に就寝。
8月26日(土)
午後から天気が悪化する予報とのことで安全のため予定していた時間を早め4:30に出発。朝食は山小屋の弁当を持参。
出発後しばらくしてご来光。眩しい光の影が私たちを山の斜面に映す。
8合目(3220m)で朝食を食べ、ごつごつの岩の道を上る。鳥居が見えてきた。もう一息で頂上だ。しかし、登頂前に午後の天気の悪化を考えてのタイムリミットがあった。10:30分その時点で引き返すことになっていた。私を含む1班、頂上はすぐ目の前、後続の班も続いている。登りたいその気持ちはみな同じ。難しい決断だったが1班は10:50登頂(3710m)。結局、最後の5班まで登頂できた。下山は、予報通り大雨・虹・ひょう・雷の中全員無事に山小屋に到着。夕飯はカレー弁当を食べ早めの就寝。
8月27日(日)
最終日も予定変更。朝食を食べ7時に集合し新5合目富士宮口へ下山する。昨日の嵐とは打って変わって晴天遠く駿河湾まで見える。多くの登山者とすれ違う。私たちの顔はどや顔になっていたかもしれない。全員無事に下山。バス組は山中湖のホテルへ。宿泊者に見送られ私を含めた帰宅組は帰路についた。登頂を断念せざるを得なかった人も心は一つ。感動は同じだったのではないでしょうか。