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FRCC フロント・ランナーズ・クライミング・クラブ

FRCCの活動

FRCCでは、登山を通じて女性がん体験者のQOL(Quality of Life)向上を目指しています。

山行記録

第 248回 三浦富士(みうらふじ)(神奈川県) 標高: 183m
日時: 2023年1月15日(日) 天候: 曇り
参加者: 参加者:28名 (内訳は重複あり)
内訳 体験者16名、
サポーター 16名
学生サポーター 0
お試し参加者 1名
報告者: 黒田恵子

今年最初の山行は、お天気がよければ初富士が拝めると期待していたが、残念ながら朝から今にも振り出しそうな雲行き、集合地点の京急長浜駅では皆それぞれ今年もよろしくねーっと年初めの出会いが楽しそう。

出発前橋本先生が、「今年はコロナが落ち着くと良いが、また新たなウエーブが来て山行ができないことがあってもFRCCのメンバーが連携共有していることが大事、それぞれトレーニングなども欠かさずに」と話され、FRCCの皆さんと山を共有できるのは楽しいことと改めて思う。日々トレーニングも怠けず地道に体力作りを心がけなくてはと考えながら出発する。

大きな団地の中を通り抜け登山道入り口を入ると水仙の列に迎えられ、灰色の中の黄色がとても新鮮だ。昨日結構な量の雨が降ったため道が湿っていて、落ち葉と、落ちて土にめり込んでいるどんぐりがなおさら滑りそう。始終下を見ながら歩いていたせいか周りの木々などあまり記憶にないが、赤い身をつけたアオキがそこらかしこに自生している。湿度があるのか温度が高いのか、頻繁に衣類調整をしながら急勾配では滑らない様緊張して進む。

三浦富士山頂では眼下に海、お天気は今ひとつ、富士山も姿を隠したままだが広い海が一望で、とても気持ちが良く思わず深呼吸をする。岩で狭い山頂だが転ばない様に注意しながら、班ごとに記念撮影をする。

砲台山への道も湿っていて下ばかりみていたが、視界が開けると砲台跡の大きな穴がポッカリ開いている。穴の周りのコンクリートに腰掛け昼食をとる。集合写真を撮る頃に心配していた雨がパラパラと落ちてきたが、武山に着く頃には止んでほっとした。

武山からの下山途中、落ちているみかんの実が2つに割られ中を食べられているのを見ると、お猿でもいるのかしらと思ったが、お猿さんに出会すこともなく無事解散地点の津久井浜観光農園に到着。農園販売所では大きな大根やキャベツ、採れたて苺などが並べられ新鮮で美味しそうだった。

低山ではあるが急勾配も数カ所あり、期待していた富士山は拝めなかったけれど、大きな海原と遠く房総半島までも見通し、新春にふさわしい山行だった。