コロナ第6波が去った久しぶりの山行は、春爛漫の太平山。久しぶりの再会を喜び合い新大平下駅から出発。登山口に着くと長―い長―い石の階段が上に上にと続いている。歩き始めると桜の花びらの絨毯が前方に見えてくる。頭上を見上げると山桜を発見、山桜は太陽の光を受けやすい様に高木になるそう。なるほど!遠い山間は薄ピンクと新芽の緑に薄霞がかかったほんのり色でとても綺麗。
春の空気を満喫し謙信平に到着すると、茶店が軒を並べ少し遅めの花見客が縁台でお団子やビールを楽しんでいる。心地良い風の中、私達も持参のお弁当を食べ、横目でお花見客を見ながら太平山神社に向けて出発。太平山神社境内にはまるで造花の様なかわいいピンク色の枝垂桜が満開の時を迎えていた。
太平山頂上からは急な下りになり、コース取りが難しいが橋本先生のリードに助けられ、無事ぐみの木峠に到着。ここから又少しの間急な下りが続いたが何とか進んでいくと、うっそうとする竹林の向こうに大中寺が現れ、こちらも境内には見事な枝垂桜が満開であった。古刹と思われるが観光客も少なく静かなたたずまいに心が落ち着く。大中寺を後に梨の真っ白な花や春色の絨毯が敷かれた遠くの山々を楽しみながら、約2Kの道を進み、大平下駅、新大平下駅に無事帰着。それぞれ解散、お疲れ様でした。