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FRCC フロント・ランナーズ・クライミング・クラブ

FRCCの活動

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山行記録

第228回 立山(たてやま)(富山県) 標高: 立山(雄山) 3003m 室堂山2668m
日時: 2019年8月22日(木)〜
24日(土)
天候: 雨/曇り時々晴/曇り
参加者: 33名 (内訳は重複あり)
内訳 体験者  18名
サポーター   21名
学生サポーター 0名
お試し参加者 0名
報告者: 諏訪村 京子

2019年8月22日(木) 雨
新宿を貸し切りバスで出発。バスは日本海に出てから、急カーブが続く立山道路を室堂に向かって進む。室堂ターミナルに到着しバスから降りると雨に霧。雨具を着て、雷鳥荘に向かって慎重に歩いた。雷鳥荘には展望浴場があり白濁した温泉だった。まずはゆっくり温まる。
立山を縦走する予定が、悪天候の予報で山行は大きく変更になったが、仲間たちといっしょに過ごす楽しさは変わらない。体調が心配だった仲間の笑顔がなんともうれしい。

2019年8月23日(金) 雨のち曇り時々晴
夜中は、雨と風が強かったが、朝は小雨。立山の山頂は霧に包まれていた。午前の研修会中に、リーダーがこれから室堂山に登ると発表。やった~!仲間たちとわくわくしながら、準備を早々に済ませた。

別働隊もあり、二つに分かれ出発。灰色の空はどんどん青くなり、山は緑が広がって美しい姿を見せ始めた。立山に来たよろこびを噛みしめ、ごつごつした石畳みをゆっくり登る。室堂山の展望台に着くと、いっきに視界が広がり、勇壮な景色に圧倒された。遠くの山並みは、墨絵のように幾重にも連なる。展望台にゆっくり滞在し、あれが槍、こっちが笠と仲間に教えてもらい、いつまでも飽きることなく眺めた。

別働隊3名は雷鳥荘から下りテントサイトでお昼をとる。カラフルなテントの中で心落ち着く。天候も安定しているので2017年途中まで行った奥大日岳方面にいく。室堂乗越しを越えると剣岳が間近にみえる。前に雲の中ではわからなかった奥大日岳までのルートがくっきり見える。前回より少し行ったところで、尾根の反対側も見渡せた。眼下に遥かに広がる雄大なパノラマ。ああ、来られてよかった!!口々に嬉しさがあふれる。そこで時間切れとなりもどってくる。

2019年8月24日(土) 曇り
最終日。雷鳥荘から、血の池を見ながらミクリガ池の前を過ぎ、室堂ターミナルへ向かう。途中に咲くチングルマはピンク色の綿毛が花のよう。コバイケイソウの葉先は黄色になり草紅葉のはじまり。バスに乗り込み室堂を出発。新宿に着くと、猛暑が待っていた。

悪天候の予報の中、リーダーたちの的確な判断に感謝の山行だった。ありがとうございました。