集合までの空模様でほとんどの人が雨具を着て集合していた。バスに10分ほど乗って、ゴンドラ山麓駅へ。5つの班に分かれてゴンドラに乗り、いっきに1780mの山頂駅へ。身支度を整えしばらく高地順応してから、出発。
すぐに幻の花釜無ホテイアツモリソウを横目に見ながら入笠湿原に向かう。滑りやすい木道に注意しながら下りていく。タチツボスミレ、ミヤマエンレイソウ、オサバグサ、ニリンソウ、シロバナノヘビイチゴ、マイヅルソウ、クリンソウ等々かわいらしい花があちらこちらに見える。湿原を通り抜けて、入笠山登山口から山頂へ。樹に寄生するサルオガセがものすごい。山道はぬかるんでいるので、転ぶと泥んこになりそうなのでここも注意深く上って行く。霧が深くなってきてウグイスとカッコウの声が聞こえるが景色は見られない。
しかし、山頂が見えたときには、奇跡的に空が明るくなり土も乾いていて、腰を下ろしてお弁当を食べることができた。山頂は寒くて、晴れていれば360度の展望ということだが、真っ白で何も見えなかった。天候を心配してか、すぐに集合写真を撮って下山開始。ぬかるみに足を取られないように下りていく。サクラソウ、そしてスズランの咲き誇る様をながめながらゴンドラ山頂駅へ戻る。最後のここで土砂降りの雨となるが、歩いている間はおおむね雨にも会わずに予定通りの時間でシャトルバスに乗れました。
俳句 山登りちょい慣れしたが花撮れし 川流
雨降らず昼食まいう身体よろこぶ 川流
足もとや景色さえぎりぬかる路 川流