北鎌倉駅に集合し、鎌倉アルプスを歩いた。前日は関東地方に春一番が吹いたが、当日は風もなく晴れてハイキング日和となる。家々の間を通ると、塀越しに花をついばむメジロが見え、ジンチョウゲの花からいい香りがしてくる。
オオイヌノフグリ
六国見山森林公園の入り口の桜は満開。木々の間を歩くと、私たちのすぐ近くでウグイスが盛んに警戒声を出していた。山頂から「相模、武蔵、伊豆、上総、下総、安房」の六国が望めたことから名が付いたという六国見山。展望台からは、雪を裾野まで広げた美しい富士山が見えた。
歩いているときは汗ばんできたが、昼食で腰を下ろしていると少し寒い。
鎌倉アルプスの大平山159mが最高峰とはいえ、鎌倉アルプスのハイキングコースは起伏が多く、
岩場は歩きにくい。すみれや、雄シダの群生に見とれながら歩いたが、足元に注意が必要。
家と職場の往復だけでは気が付かなかったが、山は、すっかり春仕様になっていた。植物たちは季節に敏感。この日、若葉が次々芽吹き出す瞬間に立ち会えたと思った。きっと明日、丸まっている雄シダは、頭を持ち上げていることだろう。
大平山で集合写真を撮り、鎌倉宮で解散になった。