第133回 | 至仏山・日光白根山 | 標高: | 至仏山 2,228m 日光白根山 2,578m |
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日時: | 2012年8月2日(木)〜 5日(日) |
天候: | 晴れ |
参加者: | 27名(米国から2名含む) ・体験者16名 ・サポーター13名(内体験者2名) ・学生0名 ・体験山行0名 |
報告者: | 諏訪村 京子 |
燧ヶ岳と尾瀬ヶ原がきれいに見える
8月2日(木)
新宿からバス山行で尾瀬の入口鳩街峠に到着。ここから下って約1時間で山の鼻に着く。そのまま宿泊地の至仏山荘に入った。少しすると、雨がざんざんぶりになり雷も鳴る。大雨になる前に山小屋に着くとはなんと運がいい。夕方に雨は上がり、夜は外へ出てホタル狩りを楽しんだ。
8月3日(金)
晴天だ。6時半至仏山荘を出発。昨年、雨で登れなかった至仏山に向かう。出発してすぐに、ペンションプモリのオーナー宮崎勉さん(登山家・がん体験者)が到着し私たちに同行。おかげで楽しく、ゆったりした時間の中で登ることができた。登りながら振り返ると、そこにはいつも燧ケ岳が美しい姿で立っている。なんとぜいたくな山行だろう。夜は、ペンションプモリに宿泊。
プモリの宮崎さんと仲間の憧れ83歳Mさんを囲んで
8月4日(土)
朝一番のゴンドラに乗って、日光白根山に登った。土曜日とあって大勢の登山者がどんどん登ってくる。まるで富士山のようだと言う声がした。頂上は岩場なので緊張して登ったが、これが案外おもしろかった。頂上から、神秘的な深い緑色の五色沼が見え、下りでは、土の穴の中に青く光るヒカリゴケを見ることができた。最後の夜は、ペンションプモリで10周年記念パーティ。パーティに駆け付けた仲間も加わり楽しい夜を過ごした。
8月5日(日)
最終日。別れは、寂しい。アメリカから来た二人たちに見送られ、バスは先に出発。途中でとうもろこし、トマトなど地元の野菜を買いこむ。新宿に着くと、猛暑が待っていた。
日光白根山にて米国から参加した二人と橋本代表
遠来の友をむかえて夏の山 句狂人
アメリカの友迎え笑む夏至仏 エーデルワイス
蛍狩り月の明るさ邪魔にして 山登子
蛍舞う月もまけじと夜の尾瀬 青夏水
大蛞蝓嫌われながら見つめられ 山登子
湿原の朝ひとしきりイワツバメ エーデルワイス
鳥になり夏尾瀬見おろす至仏山 青夏水
夏至仏初くさり場ではいポーズ 小夏
痙攣の痛みもいやすプモリの塩 青夏水
至仏下り花まめソフトを舐めつくす 山登子
鹿よけるカニコオモリの白き花 句狂人
夏の夢カニコウモリが大襲来 山登子
ヒカリゴケ 洞穴のおく ひっそりと フェニックス
ヒカリゴケ のぞけば広がる小宇宙 ひよこ
高い空 ブナの新芽が透けている フェニックス
神在わす白根の峯に風露草 エーデルワイス
二山を極めし友ら輝けり 春耀
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