集合場所に三々五々集まり、定刻どおり新宿を出発しました。日曜日の早朝、高速道路はまったく混む様子もなく、順調に入笠山に向かいました。双葉で合流した東条リーダーの指示に従い、オーバーパンツなどをバス内で装着し、いよいよ出発です。まずはゴンドラに乗り込み、おしゃべりしている間に山頂駅に。
足元には雪。お天気は良いし、体感的にはひどく寒いということはありません。そこでトイレを借り、アイゼンをつけて、歩き始めました。ゴンドラ駅近辺にはスキーやスノーボードを着けた人々がたくさんいましたが、さすがに歩き始めると、スノーシューか、私たちと同じようにアイゼンを着けた人しかいません。アイゼンの爪が雪をはむ音が心強く、一歩また一歩と進んでいきました。
アイゼンです!
お日様に照らされ、温度が上がってきたせいか、雪も比較的柔らかくなっています。これが明朝になればアイスバーンになるのかしらと思うと、少しばかりゾクゾクしました。多分ここが湿原と思われるところで、楽しそうに遊んでいる方々が見受けられました。雪といえばスキーしかしたことがないので、「こんな遊び方もあるのだ」と思いました。夏もさぞかし気持ちの良いところだろうな。山彦荘の脇で一休み、そしてマナスル山荘でトイレ休憩もかねて一休み、そして山頂に向かいました。途中諏訪湖や中央アルプスも見ることができ、山頂での展望を楽しみに登り続けました。 とんがっておらず、丸みのある山頂は優しい印象で、360度の展望を楽しむことができました。北側には八ヶ岳連峰がきれいな姿を見せてくれました。こちらで昼食。さすがに風が強く、そして冷たいのですが、ものともしないでおいしくいただきました。
そして下山。アイゼンとストックが大変頼もしく感じられます。できるだけ丁寧に歩を進めて、林道に出ました。ここで一度休憩。そしてまた、ゴンドラ山頂駅まで歩きます。湿原ではところどころ木製歩道を横切らなければなりません。爪で傷をつけないよう歩きたいですが、つけてしまってるかも。ごめんなさい。山頂駅でそのアイゼンを外し、またゴンドラに乗って麓に戻りました。バスに乗ったのが予定通り15時。双葉で東条リーダーにお別れし、一路新宿へ。渋滞があり戻りは18時30分となりました。
2018年2月の俳句
雪被る湿原ザクリアイゼンで 句老人
春の富士車窓にふいに迫りくる 句老人